最終戦で負傷した吉濱、来季開幕絶望の大怪我と診断。悔やまれる“判断ミス”はなぜ起きたのか?

injured player

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吉濱遼平の診断結果がクラブ公式HPにて伝えられる

今季最終戦となった、アウェイ横浜FC戦。この試合で負傷した吉濱遼平の診断結果が、クラブ公式HPにて発表されました。

この度、ザスパクサツ群馬に所属しておりますMF15 吉濱遼平選手が11月23日(月・祝)に行われました2015明治安田生命J2リーグ第42節 横浜FC戦にて負傷し、前橋市内の病院にて診断した結果、下記の診断結果が出されましたのでお知らせいたします。

■詳細
診断名:右膝前十字靭帯断裂
全 治 :8ヶ月

ザスパクサツ群馬HP -【トップチーム】吉濱遼平選手 診断結果のお知らせ


右膝前十字靭帯断裂。損傷ではなく、断裂
思い出したくもないことですが、この怪我は今季序盤にタンケがおった怪我であり、ザスパファン・サポは、聞きたくなかった診断名だと思います。
全治はおよそ8ヶ月。タンケが負傷した時にも取り上げましたが、驚異的な回復があれば半年、長いと10ヶ月かかってもおかしくない怪我です。
ちなみにタンケが復帰まで要した期間は、7ヶ月半でした。
しかし、復帰戦となった福岡戦をご覧になった方はご存知かと思いますが、あくまで復帰したに過ぎないコンディションだったのは明らかで、多分選手にとってモチベーションを保つための意味合いが高い復帰戦でした。
この怪我によって、おそらく吉濱がこの冬に移籍する可能性が無くなったと供に、来季開幕戦はおろか、シーズン前半戦の出場は見込めず、リハビリに費やすこととなってしまいました……。

膝の前十字靭帯断裂とはどんな怪我か?

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(画像参照:古東整形外科・内科HP

膝の前十字靭帯。この靭帯はACL(※AFCチャンピオンズリーグではありません)と呼ばれ、膝を支える4つの主要な靭帯のうちの1つです。
ACLはスポーツをする上で大きな役割を果たす反面、プレー中に受傷する確率が高い部位でもあります。この怪我は多くの場合、前十字靭帯再建術という他の部位から腱を移植する手術が行われます。
この手術自体は既に広く普及しているもので、プロスポーツ選手が手術するとなれば、それこそ“その道のプロ”が行う事でしょうから、吉濱の復帰に対して過度の心配は要りません。
しかし、前十字靭帯を損傷、断裂するような怪我を負うと、膝の半月板にも影響が少なからずあるはずですし、復帰後も以前と同じようにプレーできる保証はありません。よって、今後の選手生活を考えても、リハビリが非常に大切になります。
今季はシーズンを通して試合に出続けた吉濱(公式戦39試合出場)。本来ならやっと休める時期になるはずが、手術からリハビリへと心休まらない生活を迎える事になるのが気の毒でなりません。

不可解な負傷の経緯。なぜプレー続行は許可されたのか?

福岡戦で負傷した吉濱でしたが、負傷の際に悔やんでも悔やみきれないことが起きていました。それは負傷した後に、プレーを再開してしまった事です。
時間を追って振り返ります。

  • 試合開始直後、ボールをカットしようとジャンプして着地した際に右膝を痛める
  • 担架でピッチアウト。この際、担架の上で吉濱は手で顔を覆っていた
  • そのまま医務室直行……かと思われたが、ピッチサイドでメディカルスタッフに手当を受ける
  • まさかの試合復帰
  • 右足を気にする素振りを見せつつもプレーを続ける
  • 相手選手にプレスをかけた時に再び同箇所を負傷(最初の負傷から10〜15分後)
  • 担架にて運び出され、プレー続行不可能に。選手交代を告げられる

2度目の負傷シーンを見返してみましたが、相手に接触したわけではありません。右足に体重が乗った際、踏ん張ろうとしたけれど、踏ん張りきれずに倒れたという風に見えます。
つまり、1度目で軽傷を負って2度目に重症化したわけではなく、1度目の負傷の時点で重症だったのではないか?という疑いがあります。
よって、医療スタッフや監督初め首脳陣の判断ミスと言われても仕方ないと思います。
吉濱自身が交代を申し出れば良かったのでしょうが、プレー中は客観的に自身の状態を把握するのが極めて難しい状態なので、一概に責めることはできません。だからこそ、スタッフや首脳陣には慎重な判断が求められるべきだったと思います。
いずれにせよ、プレー続行はするべきではなかった。そう言わざるを得ません。負けていい試合がないのは百も承知ですが、試合の重要度を踏まえてもそう思います。
ただし、これはあくまで結果論。もしかしたら、2度目の負傷で重症化したのかもしれないし、判断ミスがあったというのは憶測でしかありません。そして、根本的な問題はそこではないと思います。
[追記]
9/27に更新された「Gマガ」(群馬のサッカー情報WEBマガジン)にて、この負傷に関する情報がありました(有料コンテンツ部分で)。やはり1度目の負傷で靭帯をやってしまったということで間違いないようです。「(一度目に)変な音がした」、「膝から崩れ落ちる」、「(2度目は)ゴリゴリという音がした」。一度目に靭帯が切れた音がして、そこで支えがなくなり、骨と骨が当たる音がしたということでしょう。半月板が心配です。ただ、本人は「ウェリントン並みのフィジカルモンスターになって帰ってくる」と宣言し、「待っていてください」というコメントを残しているので、期待して待っていたいと思います。

必要不可欠な選手サポート体制の向上

この記事を書くことで「吉濱が怪我したのは◯◯のせいだ!責任をとれ!」と言いたいのではありません。思うところがあったのは、この吉濱の怪我をはじめ、今季泣かされ続けた故障者の多さは、ただの不運だったのか?ということです。
吉濱の怪我における一連の判断ミスはなぜ起きたのかと考えた時、ベンチに控える小林竜樹や永井雄一郎といった選手も負傷明けだったことは、1つの要因になると思います。小牟田洋佑を投入して配置転換する方法もありましたが、試合開始間もなかったことを考えれば、決断しにくい状況だったと思います。
医療スタッフや、首脳陣はその場で最善と思われる判断を行い、それが吉濱の負傷に繋がったとすれば、問題の本質は判断を誤ったことではありません。改善すべきはこの“怪我人の多さ”だと思います。
ザスパに怪我人が多かったのは決して偶然ではないと思います。天然芝の練習場を持っていないことであったり、クラブハウスがないことだったり、様々な物質的要因が重なって起きた必然だと思います。勿論、全てがそうだとは言いませんが、選手にとって“厳しい”環境だというのは、既に自他共に認めている問題点。
幸いなことに、先に述べた2点に関しては、既に下増田の練習施設が着工され、改善の目処がたっています。今季、夏場の練習後に選手達がビニールプールに入ってアイシングしている様子が、プロの環境とは思えないという悪い意味で、一部話題となっていましたが、このような点も徐々に改善されるはずです。
ストーブリーグに入り、選手を補強に注目が集まる時期ですが、良い選手をクラブに招き入れるには、それ相応の環境が必要だと痛切した今回の吉濱の負傷。
選手補強をして強いチームを作るよりも、先にやるべきことが明確になっています。それは、J1ライセンスのためのみならず、選手の為、そしてチームが強くなることにも必要不可欠。
そう考えると、理不尽とも思える先ほどの契約満了発表も、「涙を拭って前を見る他ないのかな」と、少し違った受け入れ方も出来るのではないかと思います。
ザスパがJ2に加入して11シーズンが終わり、万年変わらずに中位から下位を抜け出せずにいる現状。問題の本質はピッチの外にある気がしてなりません。
お隣の栃木SCがJ3へと降格してしまいましたが、決して他人事ではないですよね……。

色々と言いたいことを好きなように言わせて頂きました。すみませんw

最後に、“クレイジーレフティー” 吉濱遼平の復活を心より祈って……

Allez!! Forza!! 吉濱遼平!!

yoshihama

 



最後までご覧頂きありがとうございました



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