なぜボカとチアゴは契約解除に至ったのか?なぜマテウスだけが契約を切られなかったのか?

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MFチアゴ、FWボカとの契約を解除

“遂に”というべきか、“やはり”というべきか。いや、心情的にはそのどちらも当てはまる。よって、“やはり遂に”ブラジル人選手の契約解除というリリースが舞い込んできた。

この度、ザスパクサツ群馬はMF8番 チアゴ選手と双方合意の上、6月14日(火)付けで契約を解除致しましたのでお知らせします。なお、チアゴ選手は近日ブラジルへ帰国の予定です。

【トップチーム】チアゴ選手 契約解除のお知らせ

 

この度、ザスパクサツ群馬はFW9番 ボカ選手と双方合意の上、6月14日(火)付けで契約を解除致しましたのでお知らせします。なお、ボカ選手は近日ブラジルへ帰国の予定です。

【トップチーム】ボカ選手 契約解除のお知らせ

 

助っ人達の戦績

J2は、現在、第18節を終えたところ。全42節あるリーグ戦のおよそ4割を消化した。改めて振り返るのも気が重いが、ザスパは20位につけている。言わずもがな、残留争い中だ。

なぜこの順位につけているのか、なぜ思うように勝ち点を稼げないのか。原因は一口で語れるものではないが、幾つかの要因はあげることが出来るし、その中に、「期待はずれのブラジル人選手」という一因は、確実に含まれている。

契約解除になった2選手が、今季これまで残した成績を見てみよう。

ブラジル人成績2

まず、ボカについて。

彼は今季のチームにおいて、FWとして海を渡ってくる大多数の外国人助っ人選手がそうであるように、エース候補として期待されてやってきた。

しかし、ここまで得点は“0”。

18試合あったリーグ戦のうち、7度ベンチ入りしているものの、先発起用は一度もなく、4度の途中出場で100分程度の出場に留まっている。

“縦”を強く意識した今季のザスパにおいて、ボカのフィジカルは強力な武器となるはずだった。しかし、チーム合流が遅れリーグ序盤で試合に関われなかった為、リーグが進むにつれて戦術の見直しを強いられたチームに居場所は無くなった。

途中出場を経て、「さぁ、いよいよ先発だ!」と意気込んだであろうボカの、心情は察するに余りある。途中出場“4”の横に佇む、先発“0”が虚し過ぎる。

次に、チアゴについてだ。

が、特になし。

というより、オール“0”では語るに語れない。

チアゴは、サポーターズカンファレンスにおいて、菅原GMに「この選手が活躍出来なかった時は、私の見る目がなかったと思ってくれていい」とまで言わしめた“逸材”だった。

しかし、3月中旬のトレーニングマッチで肉離れを起こし、早々に離脱。思えば、これが不幸の始まりだった。約1ヶ月の時を経て復帰するも、聞こえてきたのは「使い物にならない」とか、「プレー精度が低すぎる」などといった、ネガティブなものばかり……。

今季、チームの中心で、松下 裕樹と共に、舵を取るはずだったキーパーソンは、遂に日の目を見ることなく群馬の地を去ることになった。

 

契約解除の理由

今回の契約解除に関して、かつてザスパで背番号10を背負い、現在では解説者としてお馴染みの、島田裕介氏がこのようなツイートをしていた。

ボカの成績を100歩譲って“普通”とするとしても、チアゴの成績は“普通”にすらなり得てなかった。よって、契約解除は当然といえば、当然だ。

これから迎える夏場に力を発揮する可能性もなくはないが、そんな悠長なことを言っていられるチーム状況ではない。クラブの貴重な資金が水の泡になろうとも、数に限りのある外国人選手枠を二人に埋められたままでは、新しい外国人選手の獲得は叶わない。

二人の助っ人が“クビ”となったのは、実力が必要とされていたよりも低く、チームが低迷する一因となり、新しい助っ人が求められ、その為“枠”を空ける必要があったからだ。

しかし、はるばるブラジルからやって来てくれた2選手の名誉の為にも、彼らを獲得したザスパのフロントにも落ち度があったことは記しておかなければならない。

落ち度とは、勿論、チーム合流が遅れてしまったことだ。では、合流が早ければ活躍していたかといえばそれはわからない。水掛け論ではなく、然るべきサポートが出来なかったことを反省すべきだ。また、それができないとわかっていて獲得に踏み切ったのであれば、その責任の所在もフロントにある。

兎にも角にも、これで2シーズン続けてブラジル選手は“外れ”となってしまった。ブラジル人選手の“発掘”に定評のあったザスパは、もはや過去の話。選手獲得のほぼ全権限を握ると言っていいGMの手腕には、甚だ疑問が残る。

だが一方で、昨季の江坂 任の大活躍を筆頭に、今季も瀬川 祐輔や山岸 祐也、中村 駿といった大卒ルーキーの面々が先発に名を連ねている点は、評価しなければならない。GMに対しては複雑な感情を抱くサポーターの方が多数いると思うが(単純に嫌いな方が多いかも?)、願わくばこれから獲得する予定(未定だが)の助っ人が活躍して、汚名返上となることを願いたい。

今は、GMの首が飛ぶことよりも、J2残留を果たすことが最優先事項だ。……今は。

 

マテウス残留の狙いとは

チアゴ、ボカの両選手が契約解除となって頭に浮かんだのは、「マテウスだけがクビを免れたのはなぜ?」という疑問だ。決して、「マテウスもクビにしろ!」と息巻いているわけではない。単純に、そこにある意図を知りたくなっただけだ。

ザスパサポーター御用達の有料メールマガジン「Gマガ」(詳しくはコチラ)で得た情報では、現場の意向(詳細は自主規制)とのことだったが、では果たしてマテウスに求められる役割とは何なのだろうか。

とりあえず、マテウスの成績を確認してみよう。比較の為に、契約解除された2選手のデータも載せておく。

ブラジル人成績

ベンチに入った回数こそボカに劣っているものの、3度の先発出場があるため、プレー時間が2.5倍弱となっている。ゴール、アシストは共にゼロ。残念だが、助っ人の役割を果たしているとは言い難い。

さらに、マテウスが背負う背番号は“10”だ。エースの証であることは説明不要。前述した島田 裕介氏は、先ほどのツイートのすぐ後にこう呟いていた。

助っ人としても、背番号10としても、現状では役不足なマテウス。先日の愛媛戦で、先制点の起点となったものの、逆転の呼び水となるPKを与えるファールを犯したことで、「マテウスも不要」という否定的な意見も散見される。

実際、試合を見る限りでは、チーム戦術にもフィットしておらず、現状では不要と言われても仕方がないと思う。

だが同時に、思い浮かぶこともある。

先発に名を連ねる選手は普通、戦術を遂行出来る選手で、尚且つ練習で相応の成果をあげた選手だ。マテウスは戦術にそぐわない。にも関わらず先発で起用された。とすれば、戦術を犠牲にしてでも起用したくなるほどのプレーを、練習では見せていたのか、と。(先発したのはたった3度だが……)

マテウスは初めこそFWで起用されたが、その後ポジションをサイドに移している。サイドで起用された際には、監督も無茶を承知していたかの様な話しぶりだった。これらの事は、適性は2列目だが、守備面で問題があるためトップで試した。が、それもダメだったので、恐る恐る2列目で起用した。といった様子が伺える。

マテウスのプレースタイルは、おそらく周りを生かすもので、そのためトップではフィットしなかったのではないかと思う。とすれば、個人能力は高いので、これから連携が深まれば化ける可能性もあるのではないか?というのが現場首脳陣の思惑ではないかと思う。

今後、本格復帰が待たれる吉濱 遼平と共に、マテウスがサイドで起用できる様になれば、現在そのポジションを務める高橋 駿太と山岸 祐也を、トップで起用することが出来る。特に高橋は、現在チームトップタイの5ゴールを挙げているため、FWにポジションを移すことが出来れば非常に心強い。

残ったからには期待したい。これから仮に新しい外国人助っ人がやってきたとしても、昨季のウーゴのように、チームにフィットするまで時間を要する可能性は大いにある。となれば、この先のマテウスに期待しないわけにはいかないのだ。

背番号“10”マテウスの、未だ見ぬ“超絶”個人技が披露される日を心待ちにして……。(それが存在していれば)

 



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